|
3.五大栄養素の体内での役割
炭水化物は生活活動のエネルギー源となる糖質です。炭水化物はブドウ糖に変化
し、酸化分解してエネルギーとなり、肝臓と筋肉に蓄えられ、必要なときにブド ウ糖となり、エネルギーとして使われます。
しかし、食べ過ぎは中性脂肪にかわり皮下脂肪になります。
脂質は高ネルギー源として重要です。脂溶性のビタミン(A・D・E)の吸収をよくする働きがあります。脂質は十二指腸でグリセリンと脂肪酸に分解され小腸で吸収されます。吸収された脂質は腸内で再合成されてエネルギー源となり、また、神経組織やホルモンの合成材料にもなります。残りは皮下脂肪となって体温の維持などに役立てられます。
たんぱく質は臓器や筋肉・血色素・酵素・ホルモン・免疫・たんぱく質などの
構成成分や血液の浸透圧の維持に使われ、エネルギー源ともなります。
体内ではたんぱく質の合成と分解・排泄が常に行われており、からだづくりの全てにたんぱく質は不可欠です。たんぱく質は20種類のアミノ酸から作られていますが、その内10種類の必須アミノ酸は体内で生成することができません。
無機質はからだの構成成分としての役割と、生理作用を調節する役割を果たし
ます。からだの構成成分としては、骨や歯などの成分(カルシウム)や筋肉・ 細胞膜・血液(鉄・カルシウム)などの軟組織の成分になります。生理作用を
調整する機能としては、体液の浸透圧を正常に保つ(カリウムとナトリウム) 筋肉のはたらきを正常に保つ(カルシウムとマグネシウム)はたらきをします。
ビタミンは生理作用の調整や、酵素を活性化させる補酵素として新陳代謝に使
われます。ビタミンB1は心臓や筋肉の機能を正常に保ち、ビタミンB2は皮膚や粘膜を健康に保つはたらきがあります。ビタミンCはストレスに対する抵抗力と免疫力を高めます。
ビタミンAは上皮細胞を保護・発育させて細胞に対する抵抗力を増進します。ビタミンDは血液中のカルシウムとリンのバランスを保つはたらきがあり、ビタミンEは生殖機能を正常に保ちます。
動物は体内で作ることができますが、人間は体内で作ることができないので食物から摂取しなければなりません。
(文責: 管理栄養士 山 益実)
|