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栄養と食生活 ーその1ー「糖新生」
体型が気になり始めたとき、あなたは何をしますか?多くの人がすることは食事を減らしたり、油脂を控えたりすることではないでしょうか。確かに食事を減らせば痩せると思いがちです。しかし、カロリーコントロールによる食事制限には、思はぬ落とし穴があります。
「糖新生」ってご存知ですか?炭水化物を食べなかったりすると、体内の栄養が不足し、エネルギー不足の状態になります。そこで体は、足りない栄養を筋肉や肝臓から糖を取り出そうとします。このことをことを「糖新生」といいます。筋肉にはエネルギーを消費する代謝機能がありますが、それが低下するために、栄養を消費せずに蓄える体質になってしまいます。つまり、体脂肪を増やしてしまうということです。
1日の消費カロリーが1800calの人が1500calや1200calに減らせば、確かに一時的には痩せます。しかし「糖新生」によって、少ないカロリーでもすむように、自動的に足りない分を筋肉や脂肪から取り出します。それのことにより筋肉によるエネルギーを消費する力が減り、基礎代謝機能が低下し、脂肪を蓄える痩せにくい体質になってしまいます。
では、どうしたら良いの?と思うことでしょう。食事はゆっくり時間をかけてとることが大切です。そして、三食きちっとバランスよく食べることが望ましいです。一日30品目摂りましょう!とよく言うのは栄養の吸収や代謝機能アップために有効な手段だからです。体に良いといったからと一つの食品ばかりを大量に摂ることは、あまり賢い方法ではありません。炭水化物などの糖質、脂質、無機質、ビタミン、たんぱく質をバランス良く摂ることによって相乗効果が生まれるのです。
本来、適度な運動を行うのが理想ですが、エスカレータを使わず階段を使ったり自動車を使わず歩いて買い物に行く、など少しの努力でエネルギー代謝がアップします。また、ゆっくりと食事を摂るとインシュリンの分泌が緩やかになりグルカゴンの分泌が促されエネルギー代謝が良くなります。
(文責: 管理栄養士 山 益実)
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