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Vol.4 「日本老年歯科医学会に参加して」


先日、名古屋で行われた日本老年歯科医学会に参加してきました。今回の学会では、主に高齢者の呼吸器感染予防、口腔乾燥症についての発表を聴講してきました。

まず、高齢者の呼吸器感染予防についてですが、これは最近の高齢化により、老人の肺炎が増加しているという事で、中でも誤嚥性肺炎についてスポットをあてていました。誤嚥性肺炎とは、文字どおり飲食物などの誤嚥によって起こる肺炎で、寝たきりの方の頻度が高く、意識障害や消火器疾患、全身機能の低下をもたらします。予防法として寝たきりの防止はもちろん、口腔ケアや食事の工夫があげられます。

次に、口腔乾燥症についてですが、これも高齢者に多く、症状としては上顎が乾いたり口が閉まらない、会話が出来ないなどがあります。予防法としては、やはり口腔のケアが重要となってきます。

今回この学会に参加して、これから高齢社会を迎える日本では今後こういった問題は間違いなく増えてくるだろうと感じました。これは歯科だけの問題ではなく、医療という広い分野で重要視される問題の一つだと思います。ただ治療をすれば終わりではなく、今後はどう予防していくかが大切です。私自身、今までこういった患者さんに接する機会はありませんでしたが、これから増えてくるだろうという事で、私たち歯科衛生士も予防法やケアの仕方は頭にいれておくべきだと感じます。そして、ただ口腔内のケアをするだけではなく、看護師やヘルパーなどの他の職種の方々としっかりコミュニケーションを取りながら、患者さん一人一人に密着したケアが必要になってくるだろうと思います。

今後、私たち歯科衛生士の仕事は、歯科の現場も含めもっともっと広くなっていくと思います。ただ診療の補助をしたり予防処置をするという事だけではなく、時代にあわせて自分自身が出来る事やしなければならない事は何かを考え、今よりももっとレベルの高い知識や技術を身に付けるべきだと感じました。

今回、この学会で学んだ事や感じた事を、今後の私の歯科衛生士としての業務に確実に役立てていきたいです。


(文責: 歯科衛生士 佐藤 陽子)
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